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 2002年12月★2002年を振りかえって

 前回のエッセイが『リサイタル2ヶ月前のつぶやき』だったので、『リサイタル 2ヶ月後のつぶやき』を11月に書く予定でおりましたら・・・・・。12月も、いえ2002年も残りわずかとなってしまいました。。。

 2002年を一言で締めくくってしまえば私のテーマは『果敢』だったように思います。
『挑戦』(困難なことに立ち向かう)でもありましたが、私の中では『果敢』(思いきってする!)という意味合いが強い一年でした。果敢に挑戦した結果、転んだこともありました。でもそれは『起き上がり方』を探す機会となり、また大きな収穫となりました。

 私は意外なところで引っ込み思案なところがあり、今まで国内のセミナーですら積極的に参加していませんでした。『受講しに行きたい』という気持ちよりも、『なんだか不安』という漠然とした気持ちが勝っていました。国内のセミナーすらこの調子で、クラシックの本拠地ヨーロッパになど、当然行ったことがありませんでした。行動を起こす前にビビッちゃうのです。
 しかし9月にリサイタルをする!!と、一月初旬に決めてから、『リサイタルのための研鑚を積む』という目的が私の背中を押してくれ、青森のセミナーを受講しに行きました(羽田デビュー!!)。青森に着いて思ったことは、『まさに青、森!』ということ。青々とした木々が沢山ありました。森って『木』という字が三つだけれど、本当にそうだなーー!と素朴な感動をしました。セミナー会場のあった鰺ヶ沢のあたりは電車が2時間に1本という大らかさだったり、五所川原のねぶた祭りを見て、その大きさに驚いたり、電車の窓からりんご畑が見えたり・・・などなど、国内ですら私の知らないこんな場所があったんだ・・・と感動し、知らない土地に自分の身を置く、という経験の新鮮さを味わいました。

 青森では日常に煩わされず音楽だけに没頭できる!!なんて贅沢なのだろう!と最初は嬉々としていたのですが、すぐにそれが自分の演奏に直面するということに気付き、その課題の多さに愕然としました。こういう瞬間は、本番前に必ず通る道なのですが、久しぶりの体験にカルチャーショックを受けました。そして青森の次はなんと!一気にショパンの祖国ポーランドへ(成田デビュー!!)。まず着いてすぐ『時間が横に流れている』という感覚がしました。日本だとすべて縦割り、時間通り、という感じがするのですが、ヨーロッパは多少ズレがあったとしてもどこかで合えばいいというような、ある程度自由な流れがあるように思いました。『あ、ここだったらポリフォニー(多声音楽)というものを感じ取り易いかもしれない』とふと思いました。

 街中には至るところに教会があり、人々の信仰している様子を見ることができたのも大きかったですし、同じ時間、同じ1秒の中に日本では味わえない、『ゆとり』のようなものを感じました。偉大なる作曲家ショパンを『偉人』という目でしか見ていなかった私でしたが、『ショパンもこの町並みを歩いたのだ。今町を歩いている人同様、ワルシャワを愛する一市民でもあったのだ』という感覚が生じた時、ショパンに対する私の中の苦手意識がかなリ薄れました。偉人が音楽を生み出すのではなく、土地が人々をつくり、そして音楽が生まれて行くのではないでしょうか。ポーランドにいたのは本当に短い期間でしたが、それでも受け取れるものは本当にたくさんありました。言葉という感覚では表せない感銘もあります。最終日を1日早めに繰り上げることになっていた私は、一人でワルシャワ→フランクフルト→成田というルートを帰って参りました。人から見れば大した事ではないかもしれませんが、一人で世界を半周した行動は私には大きかったです。この夏、青森とワルシャワで、多くの素晴らしい友人たちと出会えたことも宝物です。

 そして9月7日、初めてのリサイタルでした。
 多くの暖かいお客様に見守られながら、演奏できたことが本当に嬉しかったです。

 リサイタルだけでなく、その前後もいろいろなことで果敢に自分の『許容量越え』に挑んだ結果、日記・雑記の書き込みには頻繁に『てんぱっている』発言が登場し、心優しい友人は『ある意味臨場感があるのではないか』と言って下さったりもしましたが、自分では苦笑するしかありません。

 さて、2003年はどんな年にしようか、というのは2002年をぎりぎり精一杯生きているので、実はほとんど決まっておりません。(^-^;) 3月にコンサートがあるので、その準備に全精力を注ぐ予定です・・・。
 2003年のテーマの候補はいくつかあるのですが、『喜』なんていいかな、と考えています。2002年、やりたいことを望んでしたのですが、『精一杯』が前面に出ていたように思うので、少しでも喜びを感じながら向かいたいと思います。『喜』という漢字は、笑顔に見えます。てんぱっていても、苦笑にならない笑顔になれるよう頑張ってみたいなと思います。

それでは皆様、よいお年をお迎え下さい。(^◇^)
今年は応援していただき、大変ありがとうございました。
2003年もよろしくお願い申し上げます。

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