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 2001年9月★秋の入り口

 今回のエッセイの題名は、「ritしてTempo I」のみずきさんからいただきました。
 暑い日々が続くと思ったら、急に涼しくなり、秋が始まったなと感じています。昨年の秋に『何か新しいものを始めたくなる』と書いたのですが、何を始めたかというと、ヴァイオリンです♪(よちよちペースなので『ばよりん』っとよんでいますが)月一回の亀さんペースです・・・。先生は、6月に共演させていただいた立川管弦楽団の方です。この方がまた、私の勝手な要望にご理解のある、優しく厳しーい先生で、長く続けていけそうです。

 そう、楽器演奏は『継続は力なり』だなぁとつくづく思うのでした。注意されることは、『今の音だけでなく次の音の準備を常にする。指を上げるときに指先を天井に向けない』・・・などなど、普段ピアノで生徒さんに私が注意していることと全く同じで、苦笑ものです。言われてから、『あ・・・知っていることなのにぃ・・・(>_<。)』と毎回思います。

 ピアノやヴァイオリンの場合、専門的に続けていらっしゃる方のほとんどは、幼少の無意識のうちに積み重ねたものが多いのです。(もちろん小さい頃から自らの意思で勉強される方もいらっしゃいますが。)私は不器用なので、その不器用さを自覚できるようになってからピアノを始めていたら、すぐやめていたかもしれません。
 自分が【専門的に勉強して行こう】と意識し始めた時に、ゼロからのスタートではないことが、こんなにも大きかったのかと再認識しました。
 ・・・よかった、小さい頃からピアノに触れられて・・・。改めて両親に感謝です!!(苦笑)小さい頃から緊張や挫折、達成感など、あらゆる精神的状態をピアノを通じて体験し、曲の仕上げの途中段階でよく『この世の終わり状態』(落ち込み、絶望)に突入するのですが、『やめたい』と思うことは(今は)ありません。

 楽器演奏はゲームのように手早く喜びを得ることはできませんが、インスタントではない分、続けた分だけ成果や感動がもたらされ、それが自分の中に財産として残るのだなあと思います。
 でもっ・・・・・・・・。それがわかっていながら、同じ音楽とはいえ、楽器が違うとこんなにも勝手が違い、少々のことで『あれもこれもできない!!』と戸惑うものですね。(^-^;)大人になってから音楽を始められた方の情熱に尊敬しました。『好き』じゃないと続かない、途方のない道のりだからです。
 本当に無理のない距離感で接することが、継続の基本ですよね。
 そんなわけで、『芸術の秋』は、先生も私もお互いの活動が忙しいので、ちょっとレッスンはお休み。11月からレッスン再開です。

 ・・・いいのです。無理のない距離感で、とにかくのんびり続けるのです。無理なくね。(お昼寝はうさぎさんだけの特権じゃないみたいです・・・・・。)

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